おもう


先日、友達の腕にリスカの跡をみつけた。
手首から、ひじにかけて。
よくみないとわからないけれど、あれは多分、間違いないと思う。
いっつもにこにこしてて、明るくて、ムードメイカーな彼女。
こういう風に考えるのは、変かもしれないけれど
愛しいなあと思う。


必死に、生きている、その姿が。



この世界に、誰の支えもいらない人なんていないよ。
皆とっても弱い。
弱くて、もろくて、傷つきやすい。
それは誰でも同じ。
皆、苦しんでて
時にはその傷を隠しながら生きている。


だからってわけないけれど
君は強くていいよね、とかそういう言葉が嫌い。
どれだけ苦しんでいるか、どれだけ痛いか、どれだけ耐えているか。
それを、知っていたら、一概に「強い」だなんて
くくれないと思うんだ。
だから安易に、いいよね、なんて、言って欲しくないし言いたくない。




そうやって、簡単にいえるような、世界じゃないと思うんだ。