8時くらいから一時間半。
Yかちゃんと学校で、明日のテストの答えあわせをしたり
レポートをやったりした。
雪は半分凍って、歩くとパリパリいう。
道は白くなってツルツル。
ゆっくり慎重に歩く。


レポートを出しにいって
そしたら7号館前の広場が
明るい外灯のおかげで、すごく綺麗だった。
二人で雪を放って、きらきらしているのを眺めた。
Yかちゃんは手を真っ赤にしながら
雪だるまを作ってた。


サーKに行って、晩御飯にチキンバーなるものを食べて
彼女と別れてから、意外と長い家までの距離を1人で歩く。


月がみてた。


色んなことを話しかけながら歩いた。
自分の無力さについて
その歯がゆさについて
不安なことについて
これから先のことについて
もしかすると来るかもしれない出来事について
それに対する覚悟について。


月は、何も答えてくれなかったけれど
いつもの暗い道を、優しく青白い光で照らしてくれた。
白い雪に月明かりが反射して
視界が青白く光っていて美しかった。


塞ぎこんで、家に閉じこもっていた私を
何気ない一言で外に連れ出したYかちゃんと
歩きなれない雪道を照らしてくれた月に
ありがとうと一言。